調べもの [ジョン・フィリップ・スーザについて]

 

 

 

こんにちは。音です。

 

突然ですが、

ジョン・フィリップ・スーザ

という作曲家をご存じですか?

 

今日はスーザさんを紹介する記事になります。

 

 

ジョン・フィリップ・スーザ

(John Philip Sousa, 1854年11月6日 - 1932年3月6日)

 

アメリカの作曲家、指揮者。生涯で100曲以上の行進曲を作曲したことから「マーチ王」とも呼ばれています。またオペレッタも数多く作曲しました。

 

スーザは1854年ワシントンD.C.で生まれました。父はスペイン出身の、大統領直属ワシントン海兵隊楽団のトロンボーン奏者、母はドイツ系でした。周囲に音楽があふれる環境の中で、スーザは幼いころから自然と音楽に親しんでいたそうです。

 

7歳のとき音楽の勉強を始め、楽器演奏のほかに声楽にも熱中していました。熱中するあまり、勝手に楽団にもぐりこんで演奏に加わったこともあるとか。13歳の時、その加わった先の楽団の一つ、ワシントン海兵隊楽団に父の紹介で入団しました。5年間在籍しましたが、のちにワシントン海兵隊楽団を退団し、各地のオーケストラやバンドを転々とするようになります。その最中にはアーサー・サリヴァン(Sir Arthur Seymour Sullivan, 1842年5月13日 - 1990年11月22日、イギリスの作曲家)と出会い、親しくした時期もありました。

 

1880年、生まれ故郷のワシントン海兵隊楽団から指揮者に指名され楽団に復帰します。「ワシントン・ポスト」や「雷神」はこの時期の作品です。

 

スーザの行進曲は、クラシック音楽吹奏楽作品としては群を抜いて優れたものと言われています。幾曲もの吹奏楽の行進曲が今でもなお、世界各国で演奏され、聴き継がれています。

 

また、スーザは「スーザフォン」という金管楽器の考案者でもあります。奏者をぐるぐると巻き込んでいるような演奏スタイルで、マーチングの際にはチューバに替わる低音楽器として、迫力ある圧倒的存在感を示します。元々は真鍮で作られていましたが、相当の重量のために、現在ではプラスチック製のものも作られています。

 

 

曲目一覧
♫ 雷神 The Thunderer

この時期、作曲者のスーザはワシントン海兵隊楽団の団長を務めていました。

SOUSA The Thunderer - "The President's Own" U.S. Marine Band - YouTube

 

ワシントンポスト The Washington Post
新聞「ワシントン・ポスト」のオーナーがスーザに作曲を依頼して作曲されました。

行進曲 ワシントン・ポスト - YouTube

 

♫ 自由の鐘 Liberty Bell
スーザ作曲。イギリスのコメディ番組「空飛ぶモンティ・パイソン」オープニングテーマとしても有名です。

Liberty Bell  (自由の鐘) - YouTube

 

星条旗よ永遠なれ Stars and Stripes Forever
アメリカのマーチ王スーザによる行進曲。アメリカ国歌『星条旗』とは別の曲になります。

SOUSA The Stars and Stripes Forever (1896) - "The President's Own" United States Marine Band - YouTube

 

アメリカ野砲隊マーチ
グルーバー陸軍中尉が作曲した『弾薬車の歌』が中間部に使われています。

アメリカ野砲隊/The U.S.Field Artillery March - YouTube

 

2023.05.10.