調べもの

 

 

 

こんにちは。音です。
今日は職場で気になったことを調べます。

 

それは、【短歌】です。

 

短歌とは

短歌は5、7、5、7、7のリズムで作る短い詩のことです。上の5、7、5を上の句、下の7、7を下の句といいます。

5、7、5のリズムでつくる俳句と違い、短歌は「季語」を入れる必要がありません。全31文字の中に個人の想いを存分に入れることができるため、昔から日本人に親しまれてきました。

31文字であることから「みそひともじ」ともいいます。近代短歌の中には31音の定型にこだわらない「自由律短歌」の試みもあります。

 

短歌の起源

短歌の起源は飛鳥時代(592年~710年頃)といわれています。長歌の終りが独立したという見方、旋頭歌(せどうか)の第三句が省略されたという考え方などさまざまです。
最も古い短歌集として『記紀歌謡』、そして特に有名なのが『万葉集』です。万葉集は全20巻からなっており、4500以上の歌が収められています。
当時から短歌は天皇、貴族から農民までどんな身分の人でも詠んでいました。恋の歌、旅先での歌、人の死に対しての歌など様々で、それをまとめたものが『万葉集』です。

 

✎ܚ oto's memo

長唄:和歌のひとつ。5音、7音の二句を3回以上続け、最後に7音を添えるもの。短歌が私的・日常的な場で生まれたとされるのに対し、長歌は公的・儀式的な場で打荒れたと推測されている。

旋頭歌:奈良時代における和歌のひとつ。5、7、7を2回繰り返した六句からなり、上の三句と下の三句とで詠み手の立場が異なる歌(問答)が多い。『古事記』『日本書紀』『万葉集』などにみられる。

 

和歌と短歌の違い

和歌はもともと漢詩に対する言葉であり、短歌だけでなく長唄や旋頭歌、仏足石歌など「日本の歌全般」を指しています。そのうち和歌のなかでも短歌が人気を博し、和歌=短歌として定着していきました。
簡単に述べると、近代までが「和歌」、それ以降は「短歌」と呼ばれています。

 

百人一首について

百人一首」は、飛鳥時代から鎌倉時代にかけて、100人の歌人が詠んだ短歌をまとめたものです。室町時代から江戸時代にかけては俳句の方が流行していましたが、江戸時代には社会風刺や滑稽なさまを詠んだ「狂歌」として詠われるようになりました。明治時代以降は「近代短歌」として引き継がれ、現代にいたってもより自由で個性的な短歌が詠われ”空前の短歌ブーム”とも言われています。

 

 

 

次回、有名な作品、短歌人を調べたいと思います!

 

自分は現代文も古典も苦手、
和歌も短歌も俳句も百人一首も、
全部同じだと感じている、重症者でした。

 

自分が創作することはなくても、
日本の文化を知り、大切にしたい。
それは、司書資格を勉強しているものとしても、
過去の貴重な蔵書を保管する、
後世にも「読書」での学びを伝えていく、
そうしたことにもつながるのではないかと、思いました。

 

 

2023.05.18.