調べたこと

 

 

 

こんにちは。音です。

 

昨日の記事では、【短歌】について調べました。

今日はその続き、歌人についてになります。

 

北原白秋

きたはら・はくしゅう(1885-1942)

歌人として活躍するほか、詩人としても名を馳せた。生涯に多くの詩歌を残し、その歌はさまざまな歌人にも影響を与えました。

代表作

「春の鳥な鳴きそあかあかと外の面の草に入る夕」

現代語訳

春の鳥よ鳴いてくれるかな。赤々と外の草に日の日が照っている。それ以上鳴かれると、私の心まで哀しくなってしまうから。

 

若山牧水

わかやま・ぼくすい(1885-1928)

戦前に活動していた歌人の一人です。43年という短い生涯の中で、9000首ものクタを残しました。短歌のみならず、随筆、童話、紀行文なども書いていました。また新聞・雑誌歌壇としても活躍していました。

代表作

「白鳥はかなしからずや空の青海のあをにも染まずだよふ」

現代語訳

白鳥は悲しくないのだろうか、空にも海の青色にも馴染まずに一羽大空を漂っていて

 

石川啄木

いしかわ・たくぼく(1886-1912)

結核で27歳で命を落とした彼は、生涯に2冊の歌集を発表しました。その人生はあまり恵まれたものではなかったと言われますが、彼の2冊の歌集には、今もなお語り継がれる作品が多く含まれています。

代表作

「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ 花を買ひ来きて 妻としたしむ」

現代語訳

友達が皆ことごとく自分より偉く見える日だ。そんな日には花を買って妻と親しみ、その寂しさを紛らわすことだ。

 

正岡子規

まさおか・しき(1867-1902)

彼は短歌、俳句、詩、評論、随筆など多方面にわたり捜索活動を行っていました。日本の近代文学に多大な影響を与えた明治時代を代表する文学者の一人です。

代表作

「くれなゐの二尺伸びたる薔薇の眼の針やはらかに春雨のふる」

現代語訳

紅色に咲く薔薇の新しい芽が約60㎝も伸びて、春の雨がそのやわらかい針に降っている。

 

窪田空穂

くぼた・うつぼ(1877-1967)

東京専門学校(現早稲田大学)文学部卒業。新聞・雑誌記者などを経て、早大文学部教授に就任。1900年、雑誌『文庫』に投稿した短歌が認められ、初期『明星』に新体詩、短歌を発表していた時期もある。歌集は23冊に及び、人生明視の深さを加えた作品を残した。

代表作

鉦鳴らし信濃の国を行き行かばありしながらの母見るらむか

現代語訳

巡礼となり鉦(かね)を鳴らしながら信濃を巡ってゆくならば、ふとどこかで生きてあうことができるだろうか。

 

与謝野晶子

よさの・あきこ(1878-1942)

10代の初めから古典や歴史書に親しみ、女学校を卒業後、関西青年文学会の機関誌『よしあし草』などに師や短歌を投稿した。1901年、処女歌集『みだれ髪』を刊行し、注目を浴びた。彼女の歌集は20冊を超え、また教育活動にも熱心で、文学を通して幅広い活動の軌跡を残した。

代表作

「うつくしき命を惜しと紙のいひぬ顔ひのそれは果してし今」

現代語訳

命と引き換えにでも叶えたかったこの恋。その美しい命を惜しいと神様が言ったから願いが果たされて今がある。

 

寺山修司

てらやま・しゅうじ(1935-1984)

短歌、俳句、詩、エッセイ、評論から演劇まで、さまざまな芸術ジャンルで鬼才ぶりを発揮し、「言葉の錬金術師」「アングラ演劇四天王のひとり」「昭和の啄木」などの異名をもつ。膨大な量の文芸作品を発表した。

代表作

マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや

現代語訳

マッチを擦ったほんの少しの間の明かりで、海には深い霧が立ち込めている。私が命を捨てるほどの祖国はあるのだろうか。

 

俵万智

たわら・まち(1962-)

1987年に刊行された『サラダ記念日』は、280万部のベストセラーになり、国語の教科書にも採用されるなど、日本中の人々に読まれました。現代歌人に大きな影響を与え、最も名の知れた歌人の一人として、今も読まれています。

「一年は短いけれど一日は長いと思っている誕生日」

 

 

短歌、国語の授業とかで扱われた際は。

何だか仕方なく学んでいた気がします。

いまこうして学び直すと、

奥深さがやっとわかる気がします。

 

学生時代の勉強なんて、下積みであって、

社会人になって初めて、色々と学ぶことが見えてくる、

学ぶ意味をはじめて知る、見出せる、

そんな気がします。

 

何事にも興味を持つこと、知ろうとすること、

貪欲に生きること、

学びを与えられる学生とは違う。

自らが動かなければいけない。

 

焦りつつも、のんびり行こうと思いつつも。

今日も何かに興味をもとう。発見しよう。

 

 

 

2023.05.18.