FPの勉強 ③

 

こんにちは!

今日はFPの勉強、第3弾になります。

 

●ライフプランニングの 3つのツール(5⃣6⃣7⃣)

5⃣ライフイベント表
ライフイベント表とは、顧客とその家族の将来の予定、目標や希望などを時系列で、表に落とし込み見える化したものです。子どもの進学やマイホームの購入、車の買い替えなど、将来、予定しているライフイベントを記入することで、将来像が明確になります。


6⃣キャッシュフロー
キャッシュフロー表とは、将来、予想される収支状況と貯蓄残高の推移を表にまとめたもので、ライフイベント表や現在の収支状況から算出されます。キャッシュフロー表の収入金額の欄には、可処分所得を記載する。

・ライフイベント表を基に作成する。将来、どういうお金の出入りがあるのか、結果的に残高はいくらになるのかを表す。
・給与収入の欄の金額は、可処分所得で、かつ現在価値で記入する。

✎ܚ oto's memo
可処分所得とは
年収から所得税や住民税、社会保険料などを差し引いた金額のこと(処分、使うことが可能な所得)。すなわち、家計で自由に処分できる金額、手取り収入といえる。ただし、給料から引かれる貯蓄や民間の保険料などは控除しないので、注意が必要!

公式
可処分所得=額面の収入金額-(所得税+住民税+社会保険料)
(額面の収入金額=給与)


⋆現在価値
将来受け取ることができるお金について、現時点の価値に計算し直した金額のこと。物価の上昇や下落、お給料の金額も変わるが、将来のお金を今の価値に直したらどのくらいなのか。キャッシュフロー表では現時点で予測できる金額を書く。

⋆変動率
物価の上昇などに合わせて増減する変化の割合のこと。 給与であれば手取り収入の上昇率、日常生活費等であれば物価の上昇率、貯蓄残高であれば利回りを表す。それらを加味して計算した費用を書く。


7⃣個人バランスシート
個人バランスシートとは。ある現時点での資産と負債の状態(バランス)を見るためのものです。資産には時価を入れ、負債にはその時点で返済していない残高(残債)を入れます。資産から負債を差し引くことで純資産がわかり、その家計の健全さを分析することができます。

・現時点でお金をいくら持っているのか、借金はいくらあるのか、そして持っている資産から借金を差し引いて、純粋にいくらのお金(価値)をもっているのか、がわかるシート。
・シートは資産と負債(=借金)と純資産から構成される。

公式
資産-負債=純資産

✎ܚ oto's memo
・資産と純資産の違いは…?簡単な例で解説します!
Aさんは1億円持っているが、そのうち9000万円が借金だとすると、[1億円(資産)-9,000万円(負債)=1,000万円(純資産)。Aさんは1億円の資産、9000万円の負債、1000万円の純資産という計算になります。

時価
その時々の商品の値段。また、現在売買すると考えた場合の値段のこと。個人バランスシートでは、保険や自宅や自動車など、パッと見た感じでは値段がわからないものは、その時の値段、「今」売ったら現金でいくらになるのかを記入する。

⋆保険の”資産”
保険を資産として個人バランスシートに記入する際は、解約返戻金相当額を記載する。解約返戻金は「今、解約したときにいくら払戻されるのか」という金額。保険金の金額では決めない。


2023.04.14.