調べもの╎イスラエルについて

 

 

 


こんにちは。音です。
今日も、知りたい国について。

イスラエルです。

なんとなく、漠然としたイメージしか抱けなかった国。
少しだけまとめてみたいと思います。

 

 

イスラエルについて

正式はイスラエル国(State of Israel)

基本情報
面積:22,072㎢
人口:9,289,761人(2020年)
首都:実質的にはテルアビブ。基本法エルサレム


 西アジアに位置する共和制国家です。レバノンやシリア、ヨルダン、エジプトと国境を接しています。ユダヤ人が約7割、アラブ人が約2割を占め、言語はヘブライ語アラビア語が使われています。

 1947年に国連総会は、パレスチナをアラブ国家とユダヤ国家に分割する決議を選択し、イスラエルは1948年に独立を宣言しました。1948年、1956年、1967年、1973年と4度にわたり、周辺のアラブ諸国と戦争、その後は1979年にエジプトと、1994年にヨルダンと平和条約を締結しました。2020年にはアラブ首長国連邦バーレーンスーダン、モロッコと国交正常化に合意しています。

 首都は、基本法ではエルサレムとしています。エルサレムにはユダヤ教キリスト教イスラム教の3つの宗教の聖地があります。このように、宗教上重要な意味を持つ都市エルサレムは、イスラエルパレスチナ両国がこぞって欲しがる街になります。そのために、イスラエルエルサレムを首都としていますが、反対の声が多く、日本をはじめ国際的な承認は得られていないのが現状です。

 

イスラエルの産業

 主要産業は、鉱工業(ダイヤモンド研磨加工、ハイテク関連、食品加工、繊維、ゴム、プラスチック、薬品、機械、電子機器、消臭等)、農業(柑橘類、野菜、穀物、生花、酪農品など)になります。
 2003年以降、自国通貨の対ドル・レート低位安定等を背景とした競争力の向上やイラク戦争終結によるビジネス環境の改善等により、ハイテク・情報通信分野を中心に輸出が好調します。一時、経済成長率が落ち込む期間はあったものの、2021年には8.2%のプラス成長に戻り、堅調な経済状況が窺えます。
 高度な技術を背景としたハイテク・情報通信分野およびダイヤモンド産業を中心に経済成長を続けており、基本的には輸出を志向する産業構造となっています。

 通貨は新シェケル(NIS)で、100円=約2.55シェケル(2022年8月)です。

 

イスラエルパレスチナの対立

 紀元前に栄えた王国が滅亡した後、ローマ帝国の支配のもとでユダヤ人は世界各地へ離散したと言われています。
 19世紀からシオニズムと呼ばれる祖国復帰運動が盛り上がり、第一次世界大戦中に、パレスチナを統治していたイギリスが、ユダヤ人の国家建設支持を表明しました。
 第二次世界大戦後、国連でパレスチナユダヤ人の国とアラブ人の国とに分割する提案がなされ、ユダヤ人の国としてイスラエルが創設されました。しかしアラブ側は強硬に反対したために、中東戦争が勃発し、それは1973年の第四次まで続きました。
 その後エジプトやヨルダンと平和条約を結びましたが、中東戦争で獲得したゴラン高原の占領を続けています。
 1993年には、パレスチナ自治区の暫定自治について、パレスチナ解放機構と合意しましたが(オスロ合意)、その後も双方の衝突は続き、事実上オスロ合意は崩壊しています。


芸術について

 イスラエルフィルハーモニー管弦楽団は、イスラエルの主要なオーケストラになります。
 1936年、イスラエル建国に先立つイギリス委任統治パレスチナ時代に、ヴァイオリニストのブロニスワフ・フーベルマンの呼びかけに、ナチス・どいつの脅威にさらされたユダヤ人をはじめとする数多くの音楽家が集結し、パレスチナ管弦楽団を創設したのが始まりです。イスラエルが建国された1948年に現在の名称になりました。
頻繁な演奏旅行や録音の機械に芽子まれ、首席指揮者に世界的な指揮者も迎えてきました。なかでも、ズービン・メータ(1936-, インド出身の指揮者)との関係は、半世紀以上に及びます。
 主なレパートリーは、ベートーヴェンモーツァルトメンデルスゾーンブラームスチャイコフスキーマーラーなどです。一方、ユダヤ演奏家が多いことから、ワーグナーナチス・ドイツの文化的象徴のために、事実上タブーとされています。



 エルサレムを巡った歴史について書くと、とんでもないことになってしまうので、今回は要点をしぼって書きました。自分でしっかり調べ、知識として蓄えたいと思います。
 実は昨日のエチオピアの記事は本を中心に、今回のイスラエルの記事はネットを中心に調べました。どうでしょうか。
 時間や手間はかかるにせよ、本で調べた方が頭に入るし、様々な情報が書かれていても要点が掴みやすく、要約する力も自然と身に付くように感じました。
 

 本の良さ、ネットの良さ、両方を享受し学びができるよう、頑張りたいと思います!


2023.05.25.